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総合案内・在宅医療

045-718-6539

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ワクチン

Vaccine

ワクチンについてvaccine

当院で実施しているワクチンは以下の通りです。

料金表(PDF)を表示

予約するにはどうしたらいいですか?
  1. まずは当院外来にお電話ください(045-718-6588)。
    ワクチン接種のご予約は、お電話でのみ受け付けております。
    インターネット経由でのご予約はお受けできませんので、ご注意ください。
  2. ご希望のワクチンをお伝えください。
  3. お日にちをご相談させていただきます。
  4. 当日は年齢を確認するため、保険証をご持参ください。未成年者については保護者同伴でご受診ください。
ワクチンを打ってはいけない人はいますか?

生ワクチン不活性化ワクチン共通

  • 37.5℃以上の発熱がある方
  • 急性疾患がある方(現在、肺炎で抗生剤を飲んでいる等)
  • ワクチン成分でアナフィラキシーになったことがある方

生ワクチンの場合

  • ステロイド(プレドニゾロン等)や免疫抑制剤(シクロスポリン、タクロリムス、アザチオプリン等)を投薬中の方
  • 急性骨髄性白血病、T細胞白血病、悪性リンパ腫、慢性白血病、急性リンパ性白血病(条件あり)に罹患している方
  • 悪性腫瘍の治療中で、免疫低下している、もしく免疫低下が予想される方
  • HIV感染、またはAIDSの方
  • 妊娠中の方(接種後、2か月間は妊娠を避ける必要がありますが、接種後に妊娠が発覚した場合は医師にご相談ください)
ワクチンの同時接種はできますか?間隔はどのくらいあければよいですか?

すべての種類で同時接種可能です。

生ワクチン(当院取り扱いワクチンでは、MRワクチン・ムンプスワクチン・水痘ワクチンが該当)の接種後は、27日以上あける必要があります。
同時接種に不安があり、間隔をあけたいなどの方は個別に相談しますので、お申し出ください。

肺炎球菌ワクチン不活性化ワクチン

当院では、ニューモバックスを使用しています。

定期接種
  • 65歳の方(65歳の誕生日から66歳の誕生日の前日まで)
  • 60歳から65歳未満で基礎疾患のある方(60歳の誕生日から65歳の誕生日の前日まで)

該当者は、自治体から「高齢者用肺炎球菌ワクチン接種のご案内」(予診票やクーポン券など)が郵送されます。そちらをご持参ください。ご持参がありませんと、公費負担の申請ができなくなります。

料金:3,000円

任意接種
  • 上記以外の年齢の方、以前に一度でも肺炎球菌ワクチンを実施したことがある方

料金:7,700円

肺炎球菌ワクチンとは?
肺炎球菌ワクチンとは、肺炎の主な原因菌である「肺炎球菌」の感染を予防するためのワクチンです。肺炎球菌は高齢者の肺炎で最も頻度の高い原因菌で、日本では肺炎は死亡原因の第3位、その95%以上が65歳以上の高齢者に集中しています。このワクチンを接種することで、肺炎球菌による肺炎や菌血症、髄膜炎などの重い合併症のリスクを減らすことが期待できます。
どんな人が肺炎球菌ワクチンを接種した方がよいですか?

65歳以上の方は、原則として肺炎球菌ワクチンの接種を検討してください。高齢になるほど肺炎のリスクが高まり重症化しやすいため、65歳になったタイミングでの接種が推奨されています。

また、以下のような基礎疾患やリスク因子をお持ちの方は、年齢に関わらず肺炎球菌ワクチンの接種が推奨されています。

  • 慢性疾患のある方:心臓の病気(心不全、心筋梗塞の既往など)、腎臓の病気(腎不全など)、呼吸器の病気(COPD、喘息など)、糖尿病、肝疾患などがある方
  • 免疫力が低下する病気や治療を受けている方:がんで化学療法中の方、ステロイドや免疫抑制剤を常用している方、HIV感染症のある方
  • 脾臓がない方:無脾症または脾臓摘出後の方
肺炎球菌ワクチンをすると、肺炎になりませんか?

肺炎球菌ワクチンを接種しても、肺炎そのものを完全に防げるわけではありません。理由としては、ワクチンで予防できるのは肺炎の一部であり、肺炎球菌以外の原因による肺炎(インフルエンザウイルスなどのウイルスによる肺炎、肺炎球菌以外の細菌による肺炎など)には効果がありません。また、肺炎球菌の型もすべて網羅しているわけではありません。したがって、ワクチンを受けた後も、手洗いうがいや、日々の睡眠や栄養など、日頃の予防が大切です。

MRワクチン生ワクチン

公費接種
  • 中学生以上で、妊娠を希望している女性、そのパートナー、その同居家族

横浜市の公費補助でワクチンや抗体検査ができます。
※公費対象について不明点がある方は、以下を確認の上、お電話でご相談もできます。

料金:3,300円

任意接種
  • 中学生以上

料金:9,900円

※1歳と就学前(5~6歳)の定期接種については、当院では取り扱っていませんので、ご了承ください。

MRワクチンとは?

MRワクチンは、麻しん(はしか)と風しん(三日はしか)の2つの病気を予防するための混合ワクチンです。

麻疹(はしか)

非常に感染力の強いウイルス感染症で、高熱(39~40℃)や発疹の症状が出ます。肺炎や脳炎など重い合併症を起こすこともあり、まれに死亡することもあります。免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、小児だけでなく大人にも注意が必要な病気です。

風疹(三日はしか)

比較的軽い発熱や発疹で済むことも多いですが、大人がかかると症状が重く出る場合があります。

どんな人がMRワクチンを接種した方がよいですか?

特に、妊娠初期の女性が風疹に感染すると、胎児に先天的な障害(先天性風しん症候群)を引き起こす恐れがあり注意が必要です。妊娠を希望する女性や、そのパートナーの方・同居家族は、前もって接種しておくことが勧められています。
また、昭和37年4月2日からから昭和54年4月1日までの間に生まれた男性は、抗体検査やワクチン接種による予防が奨励されています。

ムンプス(おたふくかぜ)ワクチン生ワクチン

当院での対象年齢は、中学生以上です。

料金:6,600円

ムンプスワクチンとは?

ムンプスワクチンは、おたふくかぜを予防するためのワクチンです。

おたふくかぜ

主な症状は、発熱と耳の下にある唾液腺(耳下腺)の腫れで、ほほが腫れぼったくなるのが特徴です。多くの場合は軽症で済みますが、まれに合併症として髄膜炎や脳炎、膵炎、難聴や、男性では精巣炎(睾丸の炎症)、女性では卵巣炎といった臓器の炎症を起こすことがあります。

どんな人がムンプスワクチンを接種した方がよいですか?

ムンプスワクチンの標準的な接種時期は、1歳を過ぎて最初の1回目を接種し、就学前(5〜6歳)に2回目を接種するスケジュールです。
しかし、ムンプスワクチンは任意接種であり、日本では接種率が約40%と低く​、予防接種を受けずに大人になっている方が多いのが現状です。そのため、これまでおたふくかぜにかかったことがない方やワクチンを接種していない方は、ワクチン接種して予防することが勧められます。
特に、保育園・幼稚園や学校、医療の現場など人と接する機会が多い方は、自分が感染源とならないためにも予防しておくと安心です。

ムンプスワクチンの効果はどれくらいありますか?

ムンプスワクチンは高い予防効果がありますが、1回の接種ですべての人が完全に免疫を獲得できるわけではありません。1回の接種ではおよそ70〜80%程度の予防効果があり、2回接種することで約88%まで効果が高まるとされています。
そのため、より確実に予防するには合計2回の接種が推奨されています。

帯状疱疹(水痘)ワクチン不活性化ワクチン生ワクチン

当院では、
①シングリックス(不活性化ワクチン):帯状疱疹ワクチン
②ビゲン(生ワクチン):水痘・帯状疱疹ワクチン

を使用しています。

定期接種:令和7年7月1日から開始
  • 年度内に65歳を迎える方
  • 60歳以上65歳未満の方で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能に1級相当の障害のある方
  • 令和7(2025)年度から令和11(2029)年度までの経過措置として、
    年度内に70、75、80、85、90、95、100歳となる方、および令和7年度に限り100歳以上の方

該当者は、自治体から令和7年6月下旬に送付される個別通知(接種に必要な予診票)をご持参ください。ご持参がありませんと、公費負担の申請ができなくなります。

料金:
①10,000円/回(通常、2か月以上の間隔で2回接種)
②4,000円

※公費対象について不明点がある方は、以下を確認の上、お電話でご相談もできます。

任意接種

①50歳以上の方で、上記以外の年齢の方
②中学生以上

料金:
①22,000円/回(通常、2か月以上の間隔で2回接種)
②7,700円

※1~3歳までの間に2回接種する定期接種(市から該当年齢時にクーポンが配布されるもの)については、当院では取り扱っていませんので、ご了承ください。

製品名  「シングリックス」
(グラクソ・スミスクライン株式会社)
「ビケン」 
(阪大微生物病研究会、田辺三菱製薬株式会社)
種類 不活化ワクチン 生ワクチン
接種回数 2回(2回目は2か月後~6か月以内に接種) 1回
投与方法 筋肉注射 皮下注射
帯状疱疹発症抑制効果 50歳以上:97.2%
70歳以上:89.8%
51.3%
神経痛抑制効果 50歳以上:100%
70歳以上:85.5%
66.5%
効果の持続期間 9年以上 5年程度で効果減弱
副反応 【注射部位】
痛み(78%)、赤み(38%)、腫れ(26%)
【全身】
筋肉痛(40%)、疲労(39%)、頭痛(33%)、悪寒(24%)、発熱(18%)、胃腸症状(13%)、アナフィラキシーショック(頻度不明)など
【注射部位】
赤み(44%)、腫れ(17%)、痛み(15%)
【全身】
発疹・倦怠感(1~5%未満)、無菌性髄膜炎・血小板減少性紫斑病・アナフィラキシー(頻度不明)など
料金 1回22,000円x2回分=合計44,000円(税込) 7,700円(税込)
メリット
  • 予防効果が非常に高い
  • 持続期間が長い
  • 生ワクチンを接種することができない免疫抑制状態の方でも接種可能
  • 安い
  • 接種は1回で済む
  • 副反応は比較的弱い
デメリット 
  • 値段が高い
  • 2回の接種が必要
  • 副反応が比較的強い 
  • シングリックスと比べて予防効果は劣る
  • 生ワクチンのため急性白血病、悪性腫瘍、ステロイドや免疫抑制剤等による免疫抑制状態の方は接種不可
帯状疱疹/水痘とは?

帯状疱疹と水痘(水ぼうそう)は、どちらも同じ水痘・帯状疱疹ウイルスが原因で起こる病気です。水痘は子供によく見られ、全身に発疹や水ぶくれができます。水痘が治った後もウイルスは体内に潜伏し、免疫力が低下した時に再活性化して帯状疱疹として発症することがあります。

水痘(水ぼうそう)

水痘・帯状疱疹ウイルスによる初感染で発症します。発熱があり、かゆみを伴う発疹が全身に広がっていきます。発疹は1週間前後で水疱(水ぶくれ)から痂皮(かさぶた)となって剥がれ落ち、自然に回復することが特徴です。通常、小児によく見られます。

帯状疱疹

体内に潜伏していた水痘・帯状疱疹ウイルスが再活性化して発症し、皮膚に沿って帯状に、痛みを伴う水疱が出現します。主に、免疫力が低下している人や、加齢によって発症しやすい傾向があります。

どんな人が帯状疱疹/水痘ワクチンを接種した方がよいですか?
小児に関しては、学校で水痘・帯状疱疹ウイルスの感染を防ぐためには、予防接種が有効です。1歳から3歳までの間に2回接種することが推奨されています。
また、小児期に感染して体内に潜伏していたウイルスは、加齢とともに再活性化して帯状疱疹を発症するため、50歳以上の方については予防接種が推奨されています。
帯状疱疹後神経痛(PHN)とはなんですか?
帯状疱疹の皮膚の症状が治まった後も長期間にわたって続く痛みを帯状疱疹後神経痛(PHN)といいます。加齢とともに帯状疱疹後神経痛(PHN)への移行リスクは高くなり、50歳以上の患者さんの約2割が移行するという報告もあります。
帯状疱疹後神経痛(PHN)は、水痘・帯状疱疹ウイルスが知覚神経を傷つけることによって起こります。傷ついた神経の回復には時間がかかる場合があり、特に高齢者では症状も治療も長引く可能性があります。そのため、帯状疱疹の発症自体を予防することが重要だと考えられています。

子宮頸がんワクチン不活性化ワクチン

当院では、シルガード(9価ワクチン)を使用しています。
当院での対象年齢は、小学6年生~高校1年生の定期接種のみ、実施しています。
※定期接種の対象年齢以外の自費接種については、当院では行っておりませんのでご了承ください。
※必ず保護者同伴でご受診ください。

子宮頸がんとは?
子宮頸がんは、定期的に検診を受けるなどして早期に発見して治療を受ければ、多くの場合、命を落とさずに治すことができる病気です。しかし、20代から発症する可能性のある癌であり、病状によっては子宮の一部を切り取ることで、妊娠したときに早産のリスクが高まったり、子宮を失うことで妊娠できなくなったりすることがあります。
子宮頸がんワクチンとは?

子宮頸がんはHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染から発症することが分かっており、ワクチンで予防することができるようになりました。
子宮頸がんワクチンは、2価・4価・9価の3種類があります。

2価は、子宮頸がんをおこしやすいタイプであるHPV16型と18型の感染を防ぐことができ、4価は、それに加えて尖形コンジローマという病気の原因となるHPV6型と11型の感染を防ぐことができます。
9価は、子宮頸がんの原因となる他の5種類の型(31型、33型、45型、52型、58型)についても感染を防ぐことができ、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。

接種回数や間隔について教えてください。

当院で実施している9価ワクチンについてご説明します。

  • 初回接種時の年齢が15歳未満:接種回数は2回、初回接種の6か月後に追加接種
  • 初回接種時の年齢が15歳以上:接種回数は3回、初回接種の2か月後と6か月後に追加接種
1回目(2回目)は別の種類のワクチン(2価or4価)を受けました。2回目(3回目)は9価を受けてもよいでしょうか?

ワクチン接種はいずれか1種類で、原則として同じ種類のワクチンで接種を完了することが推奨されています。

※厚生労働省は、3回接種のうち1回目又は2回目までを2価または4価を接種している方が、9価で残りの回数を接種すること(交互接種)について、効果やリスクについての科学的知見が限定されていますが、強く希望する場合は、医師とよく相談した上で実施することができるとしております。

※交互接種の場合の接種回数は、対象年齢にかかわらず3回です。接種間隔は、2回目の接種は初回接種から最低1か月以上、3回目の接種は2回目接種から最低3か月以上の間隔をおいて接種します。

副反応について心配です。
子宮頸がんワクチン接種後には、多くの方に、接種部位の痛みや腫れ・赤みなどが起こることがあります。痛みの頻度が高いワクチンであり、接種の痛みや緊張のために、血管迷走神経反射が出現し、失神することがあります。接種後30分間、背もたれのある椅子に座って様子をみてから、帰宅していただきます。お時間に余裕をもってお越しください。
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